シンガーソングライター オオツヨシヒロのホームページです。

35才男、育休を取る

『35才男、育休を取る』
ボクは今35才の若造で、自分より若い世代に何か助言を、なんて偉そうな事はまだまだ言えない人間ですが、機会があれば育休は是非取ってみて欲しい。
運命のパートナーと出逢い、長い年月?の交際期間を経て天から授かった尊い命、自分の遺伝子の半分を引き継ぐと言われる我が子との対面。
よく言われている事ですが、新生児と呼ばれる期間は本当に一瞬ですし(その間妻は実家に帰省していた為ボクもほんの数回しか会えていない)、生まれて数日経った我が子を見た時は「なんて綺麗なんだろう…」と思わず言葉が出てきた。何と言うか、とにかくその存在が美しかった。
ほんのちょっとの物音で起きてしまったり、何しても泣き止まない「もぉーーー勘弁してくれーーー!!!」とこちらが泣き崩れてしまう様な期間もほんの数ヵ月間です(子どもによって様々でしょうが)。
ボクは結局約半年間の育休期間を取りましたが、途中何度も後悔しました(笑)。
でも少しでも興味があってそれが叶う状況であるのなら、後悔する為にも取ってみたらいいと思う(笑)。
他人から聞いて想像したり、ほんの1~2週間休暇を取って向き合うのと、
何ヵ月も育児と向き合って「あぁ、、、こんなにも大変なのか、、、もうどこか遠くへ逃げてしまいたい、、、」
などと身に染みて知る事はやはり全く違うと思う。
数ヵ月の育休を取って一番良かった事は動物?(最初の1~2ヶ月はもはや未知なる植物?!)に近い様な我が子の成長過程を間近で見れる、感じられる事だと思う。
「このワケ分からん動きがここに繋がるのか!?!」とか
「うわっ!座った!!」とか(笑)
ほんのちょっとむせるだけで心底心配になったり、本当に食べてしまいたくなるほどの可愛さを日中も何度も見られた事は本当に貴重な経験だったし、一生の宝物的な経験になった。
ちなみにボクは出産時も立ち会い、へその緒はボクが切った。これもまるで夢の中にいる様な、ウソみたいな面白い体験だった。
育児に向き合う妻や世の中のお母様方の大変さを知り、両親や家族への感謝の想いも改めて高まった。
そして我が子を大切に育てよう、という想いももちろんなのですが、
「こんな大変な想いをして育ててくれた自分の命、もっともっと楽しんで後悔の無い人生を生きよう」という気持ちが改めて強くなった事は思いがけない人生の収穫だった。育休を取るか迷っている諸君はぜひとも取得を!(笑)
2023.1.17記

2023/1/14